北式馬券研究会

40年前、北秀一氏が「九星術」をもとにギャンブル勝率を高める研究をし「北式出目表」として公開した。当時一世を風靡したこの北式を独自に研究、以来多額の配当(最高獲得額2,069万円など)を得たその数理を、一人でも多くの競馬ファンと共有することで究めていきたい。

競馬の神様・大川慶次郎氏に思いを馳せて。

いま50歳前後のブログを見ていただいている方々には競馬の神様として当時大変な人気を博した大川慶次郎さんのことはよくご存じだと思います。その大川さんのことについてブログをぜひ書いてみたいと思いました。

大川さんは血筋も素晴らしい人で今度の1万円札に使われる渋沢栄一さんの曾孫にあたる方です。慶応義塾大学文学部を卒業されサラリーマンもされたようですが、お父さんが競走馬を生産するオーナーブリーダーをされていたことで競馬に関連するようになった人のようです。競馬予想で初めての「全レース完全制覇」を4度も達成された伝説の人です。

今、競馬中継されているフジテレビの人気競馬コラムニスト、井崎脩五郎さんとの二人の対談や予想の対決など当時この話題が盛り上がったことが記憶に甦ってきます。馬券を買う人にとって「大川さんはどの馬を買うと言ってるのか」が一番の関心事でした。また大川さんの予想でオッズが動いたともいわれています。

大川さんが語られたことで今でもわたくしの頭からどうしても離れないことがあります。それは「前走4着の馬を次のレースでは狙いなさい」ということです。普通なら前走が2、3着の馬のほうが取り上げられてよさそうですが、なぜか大川さんは4着馬が、と話されたことが、忘れられない思い出となっています。

おそらくこのことは、良く言う1-4-7からきていることだと思います。当時それが話題となって前走4着馬を取り上げた予想記事まで出る始末でした。わたくしは北式運命数を何より真っ先に考えますが、頭の片隅に前走4着の成績の馬も現れます。そんな感性も生かしたいと思います。

わたくしは、北秀一さんの九星術による運命数を研究してきましたが、あり得ないことですが、競馬が8枠制ではなくて9枠制だったら九星による運命数もどうだったのか、もっと分かり易いことになったのでは?と勝手な解釈をしています。北先生も3-6-9の9を8までの運命数にすることを求めたのだと思います。9は1なのか8なのか、はたまた3なのかとわたくしなりに理解しようとしています。

北秀一氏の九星術による原点の1-4-7、2-5-8、3-6-9から大川さんの語られたことも理屈に合っていそうな気がわたくしにはするのです。

なお「全レース制覇」とはその日に行われるすべてのレースを的中するというとてつもない出来事です。(当時の枠連でのことだと思います。)それも4回もです。

大川慶次郎さんは1999年12月に競馬の調教の取材中に近くのすし屋さんで体調急変し亡くなられたとのことです。享年70歳。とにかく競馬の神様として誠に偉大な人でした。尊敬する大川先生、いろいろありがとうございました。